生地のオンスとは


2016.11.06

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秋をあまり感じる間もないぐらいに、寒くなりました。

昨日はBrit Brat Day、残念ながら所用で参加できませんでしたが

オンロードはインナータイツを履くか

革パンを履かないと冷えたでしょうね。

 

 

話は変わり先日、とある方から言われました。

新作のSCRAMBLE Trouserは生地が薄いのですね。

いえいえ、軽くなっただけで生地の厚みはデニムぐらいあります。

そういった会話を交わしたのですが、まだまだ私の説明が不足しいるのか

認識を勘違いされているのか、過去にもアップしたことがあるようで

改めて生地の重さで使われる単位、オンス(oz)とは如何なものなのか

SCRAMBLE Trouserで使用している生地を用いて紹介します。

 

まずはホワイト(生成り)のダック地(キャンバス)から、

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オンスを調べる際、約90c×90cの大きさに生地をカットします。

 

 

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約90c×90cは1平方ヤード(0.84m2)に換算されます。

 

 

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カットした生地を量りますと

 

 

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その重量は約270g。

そして、約28gが1オンスに値します。

割ることの 270g ÷ 28g = 約10オンス

こういった計算をおこない、生地の重さのオンス(oz)を表示します。

 

 

 

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来週リリース予定のデニムバージョン

 

 

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同様に90c×90cを量りますと

 

 

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約375g。

375g ÷ 28g = 約13.5オンス

とゆう風に世界的共通な生地の重さを表示しています。

 

しかし、重さを重視して生地を選んでいるわけではありません。

そんな生地を比較してみましょう。

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左;インディゴに染められ経糸(たていと)と晒しの緯糸(よこいと)により

綾目になるよう織られたインディゴデニム。

右;綿糸の生の状態により、経緯交互に織られたダック地(キャンバス)。

 

そして、必ずしも重さがあるからといって、生地が厚いとは限りません。

1本1本の糸はダック地の方が太いのが、わかりますか。

 

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デニムは細い糸が密に詰まっているので重くなりますが

ダック地は太い糸が詰まりきらずに、軽くなっています。

 

 

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結果、

ダック地の方が少し薄いです。

しかし、太い糸が丈夫で摩擦に強い要因ですね。

 

 

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カーハートと言えばダック地、ダック地と言えばカーハート。

ゴツイ厚みありますがオンスにすれば、12.5オンスぐらいです。

 

 

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ダート重視ですので、いざとゆう時の生地厚による頑丈さと、

良く動き汗ばむ為、履きやすさと快適さを求めた

バランスの進化を目指しています。

 

デニムも期待して下さると嬉しいです。

 


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