Jounal

レザーのモトクロスパンツに出会い魅せられ

どうしてもこれを作りたいと思い

最初のモトクロスパンツとして形にした

Duck Mx Pants

 

 

まだまだ甘いパターンの反省が残る中

私にとっては多くの方が気に入って下さりました。

 

 

 

しかし小心者の悪い癖でしょうか、コストに合わない価格設定を見直し

パターンから細部のディティールにおいてクオリティーを上げ

ダイヤはみんな好きだからと言われて悔しかった思いと

誰が真似をしようとしても諦めざるをえないぐらい

拘り抜いて進化させていった原点となるモデルです。

しかし、本格的なMX  Trouserを極めていくほどに

やがて中途半端なスタンスのものになってしまい

オーダーを控えていましたが

先日、久しぶりに制作しました。

 

 

 

 

Dirt Trouser　Black

ブラックと言えばレザーか制服のようなイメージが強い日本ですが

強さとシャープさを醸し出すブラック、そして細く締まった雰囲気に変化し

海外では女性に多く見受けられるスタイル

細く見せたい、美脚に見えるよう

永遠の願望だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

MX  Trouserのフィッティングで訪れたお客様でしたが

色んな話しをさせて頂き、バイクライフの背景や好み

もちろん私の事も、バイクだけではなく始めたキッカケや成り立ちなど

そうするうちに、どうしても私の原点となるモデルを履きたいと心変わりされ

いち物への趣き方が若くとも、こういった方もいるもんだと

ある意味感心してしまい、不思議な気持ちを憶えましたが

そこまで言って下さるなら作ってさしあげようと思いました。

対価が合っていない関係のオーダーオフもあり

制作費用一式　￥41,000（税別）で作らせて頂きました。

しかし、私を買って下さったような期待を裏切らないために

いつも以上に一針一針に魂込めて作りましたが

納得できないところは解いては縫い直し

いつもの事ですが、それではいつまでもレザーは縫えません。

長くなりましたが最初のキッカケや思いが鮮明に蘇り

初心に帰れたような良いひと時でした。

忘れられない制作の1本となり

ありがとうございました。

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